2018年度活動報告

ハンセン病市民学会2018年度活動概要報告

 

1 「プロジェクトチーム」(PT)による検証・提言・フォローアップ活動

  ならびに「ハンセン病問題の全面解決に向けた研究集会」の開催について 

 2018年10月20日に、第一回「ハンセン病問題の全面解決に向けた研究集会」を開催。

第一部では、「プロジェクトチーム」(PT)による検証・提言・フォローアップ活動のスタートとして、参加者が4つのグループ(Aグループ「教育プロジェクト」「啓発・歴史伝承プロジェクト」、チーフ・遠藤隆久、アシスト・奥田均。Bグループ「国際連帯プロジェクト」、チーフ・和泉眞藏、アシスト・内藤雅義。Cグループ「検証プロジェクト」「研究支援プロジェクト」、チーフ・内田博文、アシスト・徳田靖之、宮坂道夫。Dグループ「在園保障プロジェクト」「社会生活者支援プロジェクト(退所者・非入所者・家族)、チーフ・青木美憲、アシスト・森和男、黄光男)にわかれ意見交換を行ないました。その後、2019年度以降の本格的なPT活動実動に向け、グループごとのメーリングリストを設置しました。

第二部では「最高裁『特別法廷』調査報告書を検証する」をテーマに、岡山県弁護士会の共催を得て、シンポジウムを開催しました。シンポジストは内田博文(九州大学法学部名誉教授/ハンセン病市民学会共同代表、徳永達哉(熊本大学法学部准教授)、石田法子(大阪弁護士会有識者委員)、コーディネーター・徳田靖之(大分県弁護士会/ハンセン病市民学会共同代表)です。(敬称略)

 

2 交流集会の開催

第14回となる、2018年度交流集会は、「みるく世向かてぃ~差別に屈しない~」を統一テーマに、2018年5月19日から21日(オプショナルツアー含む)に那覇市男女共同参画センター、沖縄愛楽園他で開催し、約800人が参加いたしました。

 

3 「神美知宏・谺雄二記念人権賞」第3回受賞者の決定

「神美知宏・谺雄二記念人権賞」は、自薦・他薦による公募を行い、応募者の中から、市民学会内に設置した選考委員会(内田博文委員長)で厳正に選考を行い、受賞者を決定いたしました。詳細は、別紙の講評を参照してください。

 

4 家族裁判訴訟等へ取り組み

家族裁判支援については、裁判傍聴、HPや発行物による署名活動の推進などに取り組みました。

また、広島高裁松江支部の不当判決に対して、市民学会声明「広島高裁松江支部判決平成30年7月24日は絶対に認められない」を、第一回研究集会参加者一同で採択いたしました。別紙を参照ください。

 

6 『年報』「ニュースレター」の発行、ホームページでの情報発信など

『年報』2017を発行。発行部数は950部。ニュースレターは2号発行、発行部数は800部です。一昨年度リニューアルしたHPhttps://shimin-g-hp.jimdo.com/では、リアルタイム更新に努めております。ほかSNSによる、情報発信などを随時行っております。

 

以上、2018年度活動概要報告とさせていただきます。