第17回ハンセン病市民学会交流集会を、来る5月20日(土)、21(日)に鹿児島県鹿屋市において開催いたします。
詳細は追ってお知らせいたします。
本賞は、生涯をかけてハンセン病問題の全面解決に向けて取り組み、本会の活動においても共同代表、運営委員として先頭に立った、今は亡き神美知宏氏・谺雄二氏の事績を顕彰し、その志を受け継ぎ、次の世代に伝えていくことを願い設立されたもので、若手研究者と活動家の育成を目的としています。
神美知宏氏・谺雄二氏を顕彰するに相応しい研究を発表した研究者及び、ハンセン病問題の解消のために行った活動の功績が顕著と認められる人物・団体を賞するものです。
選考対象は、以下の通りです。
一 研究成果
①ハンセン病問題の歴史的解明に関する研究
②ハンセン病問題における差
別・偏見の本質及び解消に関する研究
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③ハンセン病問題の継承のあり方に関する研究
二 人権活動
①ハンセン病問題における差別・偏見を克服するための諸活動の展開
②ハンセン病問題の継承のための実践
③ハンセン病問題の残された課題の実現のための諸活動の展開
④ハンセン病問題の国際交流の推進
応募は、市民学会の会員の中から自薦、及び市民学会の会員による他薦とし、応募のあったものの中から、市民学会内に設置する選考委員会において受賞者を選考し、表彰します。受賞者は市民学会の総会・交流集会において発表し、授賞式を行い、受賞者には副賞として金一〇万円を授与します。
応募は、市民学会が定める応募書式(市民学会に問い合わせてください)を用いて行ってください。
締め切りは二〇二三年一月末ですので、多数応募ください。
ハンセン病市民学会は、2005年5月、「交流」「提言」「検証」を取り組みの三本柱として掲げ発足し、まだまだ道半ばとしか言えないハンセン病問題の全面解決に向けて、日々活動を続けております。
「交流」
交流活動の中心は、年に一度開催する「交流集会」です。ここでは、全国でハンセン病問題に取り組む人たちが、年に一度顔を合わせ交流し、全体会・分科会などをとおして、ハンセン病問題をめぐる課題を深め合います。
「提言」
ハンセン病問題の全面解決に向けて重要課題に対し、市民学会としての見解などを公表、あるいは国や関係機関などに提案を行ってきました。これからも、発信力というものをできるだけ高めてまいりたいと思います。
「検証」
この課題は、とくにこれから力を入れていく取り組みです。会員誰でもが参加できる、課題ごとのプロジェクトチームをつくり、研究集会などを開催していく予定です。
「場」としての市民学会
これからの市民学会は、より「市民」という言葉に軸足をおき、市民学会が、一人からでもハンセン病問題に取り組める、「場」になっていきたいと思います。「場」が開かれることで、人と人、課題と課題が結ばれ、一人一人の力が、ハンセン病問題の全面解決に向けた大きな力となることを願って、活動してまいりたいと思います。
ハンセン病問題の全面解決を願う、一人でも多くの方が、この場に集ってくださることを念願いたします。
事務所
〒552-0001
大阪市港区波除4-1-37
HRCビル 3階